「私、失敗し(たく)ないので」という方のためのパスタ

(絶対失敗しない)生ハムのカルボナーラ

下手したらインスタントラーメンより簡単かも

【材料】パスタ、生ハム、卵黄
【調味料】塩、黒胡椒、粉チーズ
①ボウルに卵黄、塩、黒胡椒、粉チーズをたっぷり目に入れてよく混ぜる
②茹でたパスタを軽くお湯切りしてボウルに入れて混ぜる
③生ハムを手でちぎって入れてざっくり和える

カルボナーラのつもりが「炒り卵スパゲッティ」?

カルボナーラを初めて食べたのは大学生の頃、当時アルバイトしていたカフェで…おっと、もう30年以上前か。その店で教わった作り方はフライパンでベーコンを炒めてから牛乳を入れ、そこに卵を割り入れて少しかき混ぜてから茹でたパスタを入れる、というもの。
これが結構やっかいで、卵がダマになってしまってカルボナーラというよりも「炒り卵スパゲッティ」みたいになってしまうこともしばしば。かといってあんまり火を入れないと、それはそれで牛乳の味が目立って、微妙な味になってしまうという…同じ経験された方も多いんじゃないでしょうか。

生クリームを使うと美味しいけれど

他の店で食べたり、レシピ本を見てから牛乳ではなく生クリームに変えて試してみたら、それはそれなりにまとまった感じになりました。

いちいちそのために消費期限の短い生クリームを使うのも、というのがあって、あんまり自宅で気軽に作るパスタじゃないな、と思っていたんですが。

伊丹一三のエッセイにヒントが!

ある時、たまたま伊丹十三さんの名エッセイ、「女たちよ!」を久々に読み返した時に、「これは、イタリアの労働者の食べ物です」というカルボナーラのレシピがあったのを発見!

試しに作ってみたら、今まで苦労していたのはなんだったんだ?という簡単さに驚愕した次第です。

伊丹さんのレシピはあちこちで出ていますが、要は卵をフライパンで炒めるのではなく、カリカリに焼いたベーコンと卵をまぜて、それを茹でたてのパスタを混ぜるというもの。確かにこの作り方なら卵はダマにならず、かつ十分濃厚さもあるので生クリームを加える必要もない。

生ハムに変更してフライパンいらず

今回はそれをアレンジしてベーコンではなく生ハムに代えてみました。これならフライパンも使わないのでさらにお手軽です。塩と黒胡椒、粉チーズは多めに入れた方がガツンとした味になりますが、最初に味付けを薄めにしておけば後で調整できるので、「絶対に失敗しない」。
パスタも一人分だったら鍋を使わなくても、最近は電子レンジ用のパスタ調理器もあるのでそれを使えば、下手したらインスタントラーメン作るよりも手軽かも。

カルディの生ハムは便利です

卵は1人前で1個が基本ですが、よりクリーミーにしたければ2個使っても良いと思います。ベーコンから生ハムに変えたように、他にもいろいろアレンジが効きそうです。

ちなみに今回はカルディで売ってた生ハム切り落とし(300円ぐらいで売ってるやつ)を使いました。これ、120gぐらいあって、パスタ以外にもサラダやサンドイッチとかいろいろ使い勝手がいいので便利です。

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