北京で食べた謎の青椒肉絲

簡単青椒肉絲

青椒肉絲
ごくごく普通の青椒肉絲です

材料とつくり方

【材料】:薄切り牛肉、ピーマン
【調味料】:塩、胡椒、五香粉、ごま油、鶏ガラスープの素、すりおろしにんにく(チューブのもの)
①フライパンにサラダ油(分量外)を入れ牛肉を塩胡椒、すりおろしにんにくをふって炒める
②いったん肉をフライパンから皿に移し、キッチンペーパーで軽く油を拭き取ってからピーマンをごま油と鶏ガラスープの素を加えて炒める
③牛肉をフライパンに戻して混ぜ合わせてから五香粉を振って、塩胡椒で味を調節
牛肉とピーマンを別々に炒めるのは、それぞれの素材にしっかり味をつけることで味や食感が単調になるのを防ぐためです。

中国では豚肉を使うのが一般的

皆さんおなじみ青椒肉絲(チンジャオロース)。今回は牛肉で使ってますが、中国で「肉」というと通常は豚肉を指すのであちらでは豚肉を使う方が一般的なようです。「青椒」は中国語でピーマンのことで、「絲」は糸のような細切りのことなので、料理方法そのままが名前になってます。中華料理のネーミングにはこのパターン、結構ありますね。

もう10数年以上前の話になりますが、仕事の関係で中国の北京に単身赴任していたことがあります。
現地についた最初の夜、近くの食堂で青椒肉絲らしき字面のものをメニューで指差して頼んだら、想像とは全く違った料理が運ばれてきて焦ったことが…

なにせ中国語は「ニイハオ」しかわからないような状態だったので、自分が間違って注文したのかどうかもわからない状態で。
その後、もう少し現地に慣れてから別の店で青椒肉絲を頼んだら、日本のとはちょっと違うけれど、ああ、これなら青椒肉絲だな、と思える料理が出てきたので、あの日に出てきた料理がなんだったのかよくわからないまま…

北京で食べた謎の青椒肉絲の正体は?

と、今回、料理作りながらその時のことを思い出してネットで検索してみたら、どうやら「京醤肉絲」という料理だったことが判明。北京(というか中国)では簡体字というちょっと崩した漢字が標準で、ぱっと見に似ていたのと発音も「ジンジャンロース」と結構近い。

ちなみに「ジンジャンロース」の方は、豚肉を細切りにするのは同じですが醤油で甘辛く炒めて、北京ダックのような皮に包んで食べる料理です。
そういえば、あの時、「コレジャナイ」顔をしてた(はず)私に店のおばさんが、にやにやしていたのは、同じようにチンジャオロースのつもりで頼んだ日本人が結構いたからなのかもしれない…

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