ぼんじりのネギ塩炒め
材料とつくり方
【材料】ぼんじり、ネギ 、にんにく、生姜
【調味料】塩、酒、黒胡椒
①ぼんじり(下処理をしたもの)と塩、酒、にんにく(すりおろし:チューブでも可)、生姜(すりおろし:チューブでも可)、黒胡椒をジプロックに入れてしっかり揉み込んで10分ほど置く
②フライパンに油を引かずにぼんじりを置き、あまり動かさずに中火でじっくり焼く。この時、ぼんじりから結構、油が出るのでキッチンペーパーでまめに拭き取る。
③適当な大きさに斜め切りにしたネギを加えざっくりと炒める。
ぼんじりは希少部位
焼き鳥などでは密かに人気メニューのぼんじりですが、どのあたりのお肉か知っていますか?実は、ぼん「しり」というぐらいでちょうど尾骨のあたりのお肉になります。元々、鶏肉自体が小さいことに加え、ぼんじりはさらに小さなお肉なので一羽から取れる分量が限られた希少部位になります。
ちなみに「ぼんじり」の由来ですが鶏の尻尾が、ぼんぼり(ひな祭りですね)のように丸っこい形だったことから付けられたようです。
牛肉の場合、お尻の中で尻尾に近い部位を「いちぼ」と呼びますが、ぼんじりはその鶏肉バージョンといったところでしょうか。
ネックは面倒な下処理、でもスーパーで見かけることも
ぼんじりでネックになるのが下処理です。ぼんじりの皮をめくったあたりには油壺と呼ばれる黄色の器官があります。その名の通り油を分泌することからそのまま調理してしまうちょっと臭みが強くなってまうのです。大切な羽を水から守るための大事な器官なので人間ごときに文句を言う筋合いはないんですが(笑)
この油壺、皮をめくって包丁や指を使えば簡単に取れるんですが、なんせお肉自体が小さいことから結構手間がかかります。
ただ、スーパーなどでは下処理がすでにされた状態で販売されることが多いようですし、通販などを利用しても良いかもしれません。
ぼんじり、呼び方はいろいろ
店によっては、「三角」という名の焼き鳥を出すところもありますが、この三角も実はぼんじりのことです。ぼんじりは三角形をしているのでので、まあ見たまんまですね。「はな」と呼ぶ地域もあるようですが、これも三角形(鼻)から来ているのかもしれません。
その他にも尻尾だから「テール」とかぼんじりに似た「ぽんぽち」や「ごんぼ」など地域によって様々な呼び名がありますが、最近はぼんじりがメジャーな呼び名として認識されてきたようです。
さらに細かく分ければ、ぼんじりはオスの場合の呼び方で、メスの場合は「ミサキ」と呼ばれています(焼き鳥屋でそこまで細かく区分はされていないと思いますが)。
とにかく、常に置いてあるという部位ではないのでスーパーなどで見つけた時は即買いですね。
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